日本でブラジル服


わたしは旅行となると、意外にちゃんと事前に準備をする方なのだけれど、今回の帰国の準備は全くといってできてなかった。というのも、ちょっと前に生まれた仔犬の中で病気になった子がいて、丈夫になるまではうちで育てようと1匹だけ残っていた。その子が甘えん坊で、どんなところにもついてまわって、とても準備をできる状態ではなかったのだ。なにせ、シャワーさえおちおち浴びれないほどの甘えん坊ぶりだった。

とはいえ、出発の前日、「これはヤバイ!」と思って、バタバタとパッケージをしたけれど、日本で着る服に関しては【ヘソが出ない】を基本に取り敢えずのものを突っ込んだ

日本で着れそうなトップを全部パッケージしてしまったから、来て帰る服がないという事態に陥って、上着を着るからいいやと、胸から下部分が透けて見えるトップを着て、アメリカの入国審査で上着を脱げというから脱ごうとすると、女性係官が焦って「NOOOOOOOO!!!!」と絶叫するというアクシデントはあったが、日本についてからは上着のボタンをかけていたから特にぎょっとされることはなかった。

さて日本ではちゃんとヘソの見えないトップがあると安心していたが、これは、大きな間違いだった。いざ着ようとすると、【ヘソ】がでない洋服は、別の場所が大きく開いているというブラジル服の特徴に気づいた のだ。つまり、胸元がひどく開いていたり、背中が全開していたりした。。。

暑いブラジルでは普通に着ている服だけど、ここは日本 いくら猛暑とはいえ、そんな格好をしていたら、みんながぎょっとして凝視するに違いない。到着した次の日に、ちょっと買い物に住宅街の駅ビルに行ったとき、わたしはおしゃべりに夢中で気づかなかったが、連れの友人曰く

「おばさんが、固まって見てた」

とか。。。そんな、固まるような格好はどう考えてもしていなかった自信があるのだが、普段は絶対ありえない、信号のない横断歩道でバスが止まってくれたと友人がいうからには、やっぱりなんか違う格好だったに違いなかった。。。

ちなみに、その時は、ブラジリアンローライズジーンズにきっちりフィットする赤いトップを着ていたけれど、そのトップの背中が日本人には信じられないくらい開いていたから上着を着て出かけていたのに。。。ローライズジーンズなんて、NHKののど自慢大会が田舎で開催される時の出演者でさえ着ているから、絶対日本全土に普及していると勝手に思い込んでいたわたしの方が驚いた。

そんなこんなで、すっかり自信を失ってしまったわたしは、唯一、みんなの視線を釘付けにしないと確信したワンピースで日本滞在のほとんどを過ごすことになったのである。ちなみに、このワンピはアメリカで購入したものだった。

日本を離れて7年、ネットと限られた情報でしか日本人のファッションについて知る手段がなかったけれど、今回の帰国で確実に分かったのは、基本的には何も変わっていないということ。ただ、わたしが会社員をしていた頃は、禁止に近かったサンダルが仕事に着用できるようになった。。。というのが、通勤の人たちの服装から読み取れた。

by あっこちゃん 2007年8月

 

 

 

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