Sonho クリームの揚げパン


このSonhoはブラジルの駄菓子。どこで売っているかというと普通のパン屋さん、小さなお菓子屋さんで売っている。スーパーでも売っていることがある。ブラジルでは子供のころからみんな食べているおやつだ。大人になってもまだ食べている。事務所で午後三時過ぎにおやつで食べるとか、町工場で休憩のときに小腹ふさぎに二つ三つ食べるとか、そういう食べ方。

小麦粉を練って中に甘いクリームをいれて揚げて砂糖をまぶすだけのとても単純なもので香料もなにも入っていない。小学校の給食で時々出て、その時だけは奪い合いになった”揚げパン”を小さくして、そこにクリームを入れ込んだものに近い。このタイプのお菓子は世界のどんな国にでもある。スペインのチューロとかバンコクで朝たべる薄アマの揚げパンとか。そういうものはありきたりの作り方で、ありきたりの味なんだが
食べてみるとおいしいと思う。安いことももちろんだが、ついいくつも食べてしまうおいしさだからかー 飾らない普通のおいしさ。

ブラジルのお菓子は、実はおいしくない。特に日本で洋菓子とよばれる類のも、クッキーとかビスケット、ケーキは、ただただ甘いだけで日本の洋菓子の繊細な味とは比べられない。それでいて値段は決して安くないから、甘いもの好きの僕が洋菓子を買って食べることは、ブラジルでは日本に比べてずっと少ない。

でもこのSONHO、おいしくて値段もとても安い。100円で直径4CMくらいのボールが10個くらい買える。前の事務所のそばに、このSONHOとかホスカというクリーム無しの捩じり揚げパンとか、ブロワとよばれるカップパンを売っている店があったので、午後遅くおなかが好いてきたころ、事務所の女の子に頼んで買ってきてもらって皆でよく食べていた。いまでも時々たべる定番おやつのひとつであることは変わらない。日本の一昔前どこでも売っていた‘甘食‘とか‘メロンパン‘がこのSONHOに近いかもしれない。

by フェリックス 2007年5月

 

 

 

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