Bozzano アフターシェーブローション


アフターシェーブローションはブラジル人はあまり使わないみたいだ。化粧品店やスーパーにいっても置いてないところが多いし、おいてあってもせいぜい2種類くらい。ブラジル人は身だしなみに気を使うのにアフターシェーブローションをあまり売っていないのは、カミソリでヒゲを剃ったあと冷たい水でシャッと洗えばそれで十分快適なくらい肌が強いからだろう。

替えたばかりの真新しい刃でヒゲをそると、薄く血がにじんで肌がピンク色になったり血が出たりするから、僕にはアフターシェーブローションはどうしても必要なアイテムだ。

ブラジルに来たころは日本からアフタシェーブローションを何本かまとめて持ち込んでいた。でもそんなことはいつまでも続かないから、ブラジルで探していて見つけたのがこのBozzanoのアフターシェーブローションだ。

古くからあるローションらしく、日本で言えばMGファイブとかバイタリスのようなブランドらしい。だからコスメチックショップといった雰囲気のインテリアにこった新しくできた店では殆どみつけることはできない。たいてい古い薬局のようなところの棚の片隅においてある。

Bozzanoのアフターシェーブのいいところはまず匂いだ。中学の頃いっていた、青と赤と白のぐるぐるがある床屋で最後につけもらったローションのようなつかしい匂いがする。最近は日本では無香料ものが増えているが、この匂いは好きだ。色も薄い黄色でなんの衒いもなくていい。同じBozzanoのローションで青い色をした別の匂いのものあるが、それは匂いがさわやか過ぎて、僕にはこのオリジナルの黄色のほうがピッタリくる。メンソールもそれほど強くないから、かなり深く剃った後につけてもあまり肌にしみない。

このローションを使い始めたころはガラスのビンの形がもっと丸っこくで、それがいつからかすこしモダンなデザインにかわった。僕は丸い昔のビンのほうが匂いや色にあっているように思うがどうだろう。

このBozzanoのアフターシェーブローションは、サンパウロやリオデジャネイロの古いサウナバスの洗面所なんかにおいてあることが多い。その隣りには”必ず”といっていいほどの確率で古くからある別のブランドのタルカムパウダーとボディーロションがおいてある。そのたたずまいがクラシックでいい感じなのだ。日本でもブラジルでも、昔からあっていまでも残っているものは普通に使いやすいんだなと思う。考えてみれば当たり前のことだ。そう言えばアマゾンに出かけるとき僕はいまでも正露丸を一瓶携えていく。

このローションを見つけてから、日本からアフターシェーブを持ってくることがなくなった。逆に日本に帰国するときにこのローションを携えていくようになった。

by フェリックス 2007年5月

 

 

 

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