ブラジル乗馬


 

チロブラジルの知り合いに乗馬のお誘いを受けて、晴天の日曜日、朝から出掛けることとなった。ゴイアニアからほど近いと聞いていたけれど、まぁ、ブラジル人のいうことは、たいてい話半分で「これは近いのだろうか?」という不安がかな〜〜〜りこみ上げてきた頃に牧場へ到着した。

ブラジルに来ていろんな牧場を訪問したけれど、この牧場は、唯一【馬】だけを飼育しているというちょっと珍しい牧場だった。ざっと見た感じ、20頭以上の馬が見渡せた。$R60,000もする馬もいるといっていたからなかなか颯爽とした面持ちの馬達が多かった。パウロ曰く、馬1頭を飼育する費用は犬1匹をペットに持つよりも安上がりだとか。まぁ、我が家の犬達は、彼が換算するほどお金はかかっていないけれど、ブラジルでは確かに間違いではないかもしれない。馬からして、駄馬でよかったら$R100(6千円)くらいでも手に入る国だ。

さて、馬の飼育をしている男性達が手際よく馬具を取り付けてさっそく乗馬の準備ができた。パウロがわたし達の乗馬の経験を尋ねたが、わたしもチロブラジルも間違っても日本で乗馬を嗜んでいなかったから乗馬の腕?は、ブラジルの友人の牧場なんかでトコトコ数分乗ったことがあるくらいだと説明した。そして、わたしは「馬に乗って走るのが夢なのよ」と半ば本気で話した。

まずは、パウロが手綱の使い方なんかを簡単に教えてくれながら100mくらい先までわたしを乗せた馬を引いてくれた。そして、引いていたリードを放して一人で元の場所まで戻るようにいった。「お腹を蹴って」というから、軽くお腹を蹴ると、いきなりわたしの乗っていた馬は駆け出したのだった。猛スピードではなかったが、どうしようと思ってるうちに元の場所に着いたので、なんとか止めるために手綱を後方に引っ張ると馬はちゃんと止まってくれた。

ちょっと焦ったが、笑いながら見ているパウロに「これで、もう夢はかなったわ!」というと、彼は大笑いしていた。

その後は、パウロを先頭にわたし、チロブラジルと一列になって木立の中へと馬に乗って入っていった。わたしは、たいして乗馬の経験はないけれど、馬に乗ると視線が高くなっていつも見る風景が全く違ったものに感じられるのがとっても楽しいと思う。わたしの乗った馬は、どうやら走りたいらしくてウズウズしていて、パウロの「ちょっと走ってみる?」という誘いを受けてパウロのお手本を見よう見まねでやってみると嬉しそうに駆け出した。一方、チロブラジルの馬は、あんまり歩きたくなさそうな感じで途中排泄に立ち止まったりしてノロノロ後方をついてきていたが、わたし達がさっさと走って行ってしまうと「おいて行かないで〜」と慌てて走って追いついて来た(笑)

ほんの30分くらいの乗馬だったが、初心者のわたし達には充分で、なによりもわたしは【夢】だった大河ドラマ風の「パカパッ、パカパッ」とお尻が馬具から跳ね上がる乗馬を楽しめたことがうれしかった。とはいえ、慣れないことをしたので、既にお尻がヒリヒリと痛くなって、その後三日間は普通に椅子に座るのが辛いくらいだった。

ブラジル乗馬、日本みたいに難しい講釈はいらないし勝手気ままに好きなだけ馬に乗れる。機会があったら是非お勧めです。

by チロブラジル&あっこちゃん 2007年9月

 

 

 

HOME