ブラジル生活あれこれ  家にまつわる話 1


わたし達がブラジルに来た時、今住んでいる家は外装も内装もできてなく、窓枠はあってもガラスも入っていなかった。時間的に余裕があったのに、どうしてガラスくらい入れなかったんだろうと日本人のわたしには不思議でならなかったが、ブラジル生活に慣れてくるとその理由が分かった。

人が住んでいないのにガラスなんか入れると割られたり、下手すると盗まれたりするからだった。。。

当初は、裏にあるお義父さんの家にお世話になっていたが、早く自立しようとなんとか住めるようになっていた「シュハスケリア(BBQをする場所でブラジルの戸建にはたいてい離れとしてある)」に休憩用に作った2間へ移ってこじんまりと二人だけの生活を始めた。早く自立したかった理由のひとつに「犬を飼いたかった」というのがある。わたしとブラ男は、ブラジルでシェパード犬を飼うことを楽しみにしていたのだが、お義父さんは、犬が好きではなかった。

さて、離れに住むことになって、母屋の内装と外装を始めることにした。やることは「壁のペンキ塗り」「窓のガラス入れ」「電気の配線」。100坪ほどの2階建てだから、ペンキ塗りは、素地からやらないといけないから多少時間がかかるだろうと予測したけれど、ガラスと配線は数日でできると思った。

どころがである。。。。。ガラス屋は、中途半端に8割かた済ませた後、1ヶ月以上も現れなかった。そうこうするうちにペンキ塗りの方が予想を上回るスピードで仕事を終えて、住める状況なのに、ガラスが入らないから母屋に移れないという事態に陥った。

わたしにとって、これが最初のブラジルの洗礼だったから、仕事を中途半端にして現れないガラス屋の思考回路が理解できなかった。あと2割終わらせないと代金はもらえないのだ。。。なのになぜ????

そして、こうした職人がブラジルにわんさといることも後々の経験から実感した。。。責任感というものが存在せず、子供が【その時にやりたいことをやる】という感覚に似ていると思う。その度に、わたし達はストーカーのように職人の店に足を運び、何度となく文句をいわないといけない。そして、職人は「明日、必ず」と何十回と繰り返してやってこないのだ。そして、忘れた頃というか、こっちももういい加減どうでもよくなった頃、フラリと現れて仕事を済ます。。。こっちはもう、怒る気力さえ失っているから円満にことは進んだりするという利点はある(笑)

すごいスピードでペンキを塗ってしかも、その仕上がりも最高だったペンキ職人は、はっきりいってブラジルでは奇跡に近いと最近は思う。というのも、電気職人に至っては、わたしはもう、個人的にこのオヤジを大っ嫌いになるほどの仕上がりだからだった。
(つづく)

by あっこちゃん 2007年4月

 

 

 

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