ブラジル生活あれこれ  イルミネーション


ブラジル人が日本を観光する時に必ず訪れる場所がある。

秋葉原?????

違うんですね〜。意外にも「銀座」。

うちのブラ男が日本の我が両親の挨拶に初めて日本を訪問した時も、周りのブラジル人たちに「絶対銀座に行け!」といわれてた。ブラジル人にとって日本で一番電光掲示板が美しい街なのだそうだ。電光掲示板というと、なんとなく秋葉原のような気がするけれど、確かに夜の銀座を見上げると、たくさんの電光掲示板が輝いている。しかも、掲示板の種類が世界中の誰もが知っているビッグカンパニーのものなのだ。こんなこともなければ、わたしもわざわざ夜の銀座で看板を見上げたりしないから、意外にも外人に教えられた新名所という感じがした。

そして、日本で一番寒い2月、しかも例年を上回る寒い冬で、雪もちらつく夜の銀座で約二時間くらい永遠と撮影会をやったのだった。。。ブラ男と弟であまりに堂々と撮影会をしているもんだから、まばらな通行人たちも微笑ましく?見守っていた(笑)

銀座の例でわかるようにブラジル人の「光物」好きは、尋常ではないような気さえする。わたしの住むゴイアニアでは1987年に廃病院で放置されていた癌治療用の照射装置が盗難されて、装置内のセシウムの粉が暗闇で光るということからファミリア総出で「セシウムの光を眺める集い」を開いて、光る粉を体に塗ったりして大騒ぎして「放射線被爆」するという世界でも極めて稀な事件がおきている。。。

普通、怪しい(危険)と思わないかなと考えるけれど、教養がないということはこういうことなのかと改めて現代社会での教育の格差の恐怖を覚えるのだった。。。ちなみに、この事件では2名が被爆死している。

国民の大多数を占める教養のないブラジル人を観察していると「人間の原点」を感じることが多い。「光るモノ」に引き付けられるのも、まるで夜の電球にたかる昆虫に近い野生の本能を感じる。そして、この国で人間の本能から来る喜びを利用して成功しているのが「カトリックの布教」なのではないかと思う。

ブラジルに来るまで、「教会」というのは「神聖な場所」つまり「静なる場所」だと思っていた。アメリカにはゴスペルのような賑やかな賛美歌はあるが、まだ謙虚な歌に感じられる。ブラジルの町の教会ときたらはっきりいって「すごい!」。ブラジルに来た当初、夜に明々と電気がともされ、中からナイトクラブのようなバンドの生演奏。時折、ピカピカとイルミネーションまで設置されている建物を見たとき、それが「教会」とは見て取れず、町の小さなライブ小屋だと思っていた。

ブラジルでは、信者を集めるために「歌とダンス」は重要な布教手段なのだ。その証拠に「歌って踊れる牧師」がたくさんのDVDを出していて人気を博していたりする。。。そして、牧師になって教会を開くとローマより月給R$5000を支給されるらしい。ということで、似非牧師が次々と教会を開き、日本でいうとコンビニ感覚で町中にはリッチ系から掘っ立て小屋形式まで教会が雨後のタケノコのようにオープンされている。そして、教会によっては「信者(客)寄せ」のために宣伝カーを楽しく愉快に巡回させるのだった。

by あっこちゃん 2007年3月

 

 

 

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