ブラジル生活あれこれ  大掃除


ブラジル人はキレイ好きである。

ブラジルに来る前のイメージは、「ブラジルは熱帯の国だから【不潔】に違いない」だったけれど、来てみてびっくり、すご〜〜〜く清潔なのだ。特に、ランショネッチと呼ばれる軽食屋さんは、常にきれいさっぱり片付けられた状態だ。ランショネッチでは、通常「フレッシュオレンジジュース」を出すところが多いのだけれど、オレンジジュース絞り器もお客にサーブした後は、きれいさっぱり拭きあげられる。

これは、一般の家庭でも同様で、ブラジル人のお宅を訪問すると余計なものは全くといっていいほどない。キッチンもまるで使ってないかのように片付けられていて、ブラジルのコンロにはガラスのカバーがついているが、そのカバーの上には手作りのレース編みの飾りまで施されてあったりする。モチロン、コンロにもシミ一つなくピカピカである。そうそう、お鍋だってどうしたらこんなにピカピカなんだろうと思うくらいピッカピカだ。

ブラジルに来た当初、なんでブラジル人の家庭には余計なものがないのかを考えてみた。そして、ひとつ思いついたのは「衣替え」の必要がないということだった。ここ、ゴイアニアに限ってだけれど、基本的には春夏ものだけで1年中まかなえる。だから、今着ないものは、一生着ない。つまりは、そういうものは誰かにあげてしまう。クローゼットの中には、常に今、自分の必要とする洋服だけが収まっている。

キッチンに関しては、日本と比べると「ソース」の類が少ない。最近つくづく思うけれど、日本のおかずには様々なソースをかけるような気がする。ドレッシングも下手すると何本も中途半端に使ったものが冷蔵庫にひしめいているし、焼肉のタレとかいう代物もあった(笑)一方、ブラジルでドレッシングはモチロン市販されているが、普通のお宅でお目にかかったことはない。ブラジルでは、ドレッシングは基本その場で作るものだからだ。

中流以上の家庭にはお手伝いさんがいて、掃除、洗濯などをしてくれることもあって、家中常にホテル並みに片付いているのにも驚く。ブラジルでは、毎週のようにタイル貼りの床にザーザー水を流して大掃除するのは普通だ。まぁ、土足ということもあって床が汚れたりホコリっぽくなるからしょうがないとはいえ、ホントに感心していた。

さて、我が家はというと、未だにキュウキュウの経済状態でお手伝いさんを雇うなんてとんでもない。絶えられなくなったら、わたしとブラ男で仲良く?お互いの持ち場を掃除する。(一緒に同じところを掃除するとケンカになる(笑)一丁前に我が家はデカイのだ。。。

この家に移り住んで半年くらいが経った頃だったろうか。ブラ男がアメリカに住んでいた時に撮りためた、たくさんのビデオを壁一面に積み上げていた。そして、お気に入りだった「フレンズ」のビデオを探していたわたし。。。積み上げたビデオの真ん中にそれを発見して崩れ落ちないようにそ〜〜〜っと引き出したが、モチロン派手に崩れ落ちた。。。

そして、崩れ落ちたビデオの裏側でわたしが見たものは。。。。。

 

すごい数のアリ、あり、蟻ーーーーーーーーーーーーーーー!!!

 

ビデオには紙製のカバーがついていた。そして、アリ達はその紙部分を喰い破って巣を作り、繁殖していたのだ。。。ゾゾーーーーーーーーーーーーーーー。。。。

 

「ギャーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

 

という、わたしの悲鳴に駆けつけたブラ男とその時たまたまいたブラ男の従兄弟。

「くっそーーーーーーーー!!!!オレの大事なビデオを!!!!!アリンコめ〜〜〜!!!!」

と叫びながら壁からビデオを引き剥がすブラ男。。。

わたしは、気味が悪くなってその場を離れた。。。たまたま掃除慣れした従兄弟がいたから、その場はさっさときれいに片付けてくれたからよかったが、もしもブラ男ひとりしかいなかったら。。。神様ありがとぉぉ!!!

そして、わたしは悟った。。。この熱帯地方のブラジルでは毎週のように大掃除をしておかないと、いったい何が繁殖するかわかったもんじゃないということを。。。

by あっこちゃん 2006年11月

 

 

 

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