BrazilxBrasil

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3万アクセス記念特別企画「
ザ・国際結婚

− 誰も知らなかった国際結婚 −
今だから本音を語る
 

 

 


前編
某月某日、The Amazon Touch のアニュアルミーティングが開かれた。パンタナルから、アマゾンから、そして、飛び入りゲストが東京から、ブラジルは中西部のゴイアス州の州都ゴイアニア市にあつまった。BrasilxBrazil編集部はこの機会を利用して 「国際結婚」についての対談を企画し、会議の合間にメンバーの時間を強引に割いてもらい、なんとかこの対談が実現したのだった。

なにしろThe Amazon Touch メンバーの半数は国際結婚をしている&していたからこの機会は逃すことはできない。

The Amazon Touch のオフィスに隣接したガーデンで高原の涼しい風に吹かれながら対談は行われた。

「馴れ初め♪」から始まった対談。
最初は緊張気味だったメンバーもやがて本音がポロポロと。。。

【 出席者 】

さる君(男性):ブラジル在住15年。国際結婚暦5年。
ブラジル人の奥さん&2歳の娘と3人暮らし。ネイチャーガイドで写真家でナチュラリスト。
パンタナルの入り口、ポコネ市に住む。The Amazon Touch メンバー

ヒカルドン(男性):ブラジル在住15年。国際結婚暦9年半。花の離婚後3年経過。熱帯魚輸出会社の若き経営者。
娘1人&息子1人とマナウス市に在住。The Amazon Touch メンバー

あっこちゃん(女性):ブラジル在住5年。アメリカ歴2年。国際結婚暦5年。
ブラジリアンローライズを中心としたブラジルファッションを日本に紹介、最近はブラジリアンワックスの伝道師。ネットショップ「V&K BONNITA」を経営。ご主人 &5頭のシェパードとゴイアニア市に在住。The Amazon Touch アソシエイトメンバー

【 司会 】

フェリックス(男性):アンニュイ?なブラジルを語らせると右に出るものはいない。The Amazon Touch メンバー

【 コメンテーター 】

シルビオ(男性):日系人(ブラジル国籍) 日本で11年間仕事をしブラジルに帰国。ヒカルドンの熱帯魚輸出会社の共同経営者。奥さんとマナウス市に住む。The Amazon Touch アソシエイトメンバー

そらみ(女性):日本人。あっこちゃんの友人で、ブラジル旅行中にたまたま、この座談会に付き合わされることになった。東京在住。
 


対談スタート  まず「馴れ初め♪」から〜

フェリックス 今日は、お集まり頂きありがとうございます。
本日は国際結婚関係者、つまり、国際結婚が続いている方、離婚された方、離婚の可能性がある方、もしかしたら、将来国際結婚するかもしれない方など、色々な方に集まっていただいています。
「国際結婚とはいったい何なのか ?国内自給自足より得るものが大きいのか?はたまた耐えうるべきモノなのか?」
この真実に迫っていきたいと思います。
では、まずは「馴れ初め♪」あたりから。
さる君お願いします。
 
さる君 クイアバ空港で仕事のお客様を待っているときに、共通の知り合いから紹介されたんです。友人が、「料理の上手な人だ」 って私のことを彼女に紹介したんで、彼女が「結婚したい」って冗談で言ったのが付き合うきっかけなんですよね。
 
フェリックス 付き合い始めてから、結婚に至るまでどのくらいの期間がありましたか?
 
さる君 3年です。
 
フェリックス ヒカルドンさんの「馴れ初め♪」は?
 
ヒカルドン ブラジルに来た当初、ワニの養殖会社で働いていまして、ジャングルの中で生活していたんですね。知り合いもいないし、これではいけないと思 って、地元の学校に通ったら人気者になったんです。そこで家内と知り合ったんですね。
 
フェリックス 「ナンパ。。。?」ですか?
 
ヒカルドン そうですね。当時は、僕が買った「中国製の自転車」が、かっこいいって思われてましてね。「自転車に乗らない? (カモ〜ン)」って誘ったら、引っかかったんですよ〜。
 
全員 笑笑笑
 
フェリックス 自転車で女性がひっかかる?!
羨ましい話ですね〜。
今じゃ、フェアレディくらいじゃないと見向きもしてくれないと思うんですけど。
 
全員 爆爆爆
 
ヒカルドン 街から少し離れた衛星都市では、自動車を持ってる人自体が少なかったんですよね。学校とかも皆、自転車で行っていました し、ピカピカの自転車に乗っている人は、「カッチョイ〜!」ということでした(笑)
 
フェリックス あっこちゃんは、馴れ初めは?
 
あっこちゃん サンフランシスコの美容学校のクラスメートの紹介で知り合いました。
 
フェリックス 結婚はアメリカでされたんですか?
 
あっこちゃん そうです。アメリカで結婚して、ブラジルには観光ビザで入ってそれから配偶者ビザの切り替えをした方が簡単だと 噂で聞いたんで、アメリカで結婚したんですけど、ブラジルで結婚した方が簡単でした(がっかし)
 
フェリックス 皆さん、恋愛結婚ということですね。
そして、人生の一大事である結婚をさせる魅力を相手が持っていたということですね。さる君、奥さんのどういうところに魅力を感じられましたか?
本音(ほ・ん・ね)で迫りたい!
 
さる君 そうですね〜。
私はあんまり話す方じゃないんですけど、彼女は、まるで口から生まれたんじゃないかってくらいおしゃべり大好きで、一緒にいて楽しい んですよね。
私は親元を離れて10年以上だったし、当時も一人暮らししていましたし、彼女は一人っ子で、お母さん(彼女が8歳のときに離婚)と2人で 暮らしていて、とても仲が良い。その点がすごく羨ましかった。
付き合っているうちに、「こういう家庭の人だったら一緒になってもいいかな〜」と、思いました。
 
フェリックス 日本の一般的ファミリーの関係より、もっといい関係というか、仲がいいという感じですか?
 
さる君 そうですね。パンタナルから仕事で帰ってきて、待っていてくれる人がいて、あったかい雰囲気で迎えてくれるというところに 一番魅力を感じたんだと。。。
今からみると思います(ヒュルルルル〜〜〜〜〜)
 
さる君 当時は幸せだったんですね。。。
 
全員 笑笑笑
 
フェリックス ヒカルドンさんは、奥さんとは、離婚されてしまいましたが、当時は奥さんのどういうところが?
 
ヒカルドン 子供ができちゃったんですよね。。。ぷっ
 
フェリックス えっ、「できちゃった婚!」 出ましたね〜。本音が。 初耳ですが。
ブラジルでしたら、子供ができたという段階で、逃げてしまう男性も沢山いると思うんですが。その中で、責任とろうか、っていうのは、奥 さんにそういう魅力があったってことですよね?
 
ヒカルドン ブラジル人は、色々な人種の人がいますし、その中でも更に混ざっていますよね。ブラジルに来る前から、「ブラジル人と結婚しよう !」と思っていまして、「子供も10人くらい欲しい」と思っていました。
その中でどんな色の子供ができるのか、見てみたいという興味がありまして。。。。。
 
フェリックス それは、「外人と結婚してどういう色の子供ができるか実験してみた かった」って事ですか?
 
全員 爆爆爆
 
ヒカルドン 俺の子供には、白人もいるし黒人もいるって言ったら、かっこいいんじゃないかな。って 思いまして。。。
 
フェリックス なかなか、インテリですね。。。(ガクガクブルブル)
ところで。。。
奥さんそのものの個性に惹かれたとかは。。。?
 
ヒカルドン 当時、色々な人がうちに出入りしていまして。。。掃除の人とかも。。。
まぁ、問題になったことも多いんですが。。。。
 
フェリックス なるほどね(ポカ〜〜〜〜ン)
さて、あっこちゃんは、ご主人のどういうところに惹かれたんでしょうか?
 
あっこちゃん 付き合い始めた時に、ブラジル人なので信用しないでおこう。遊ばれるのは癪だから「遊んでやる〜〜〜」みたいな感じでした。
 
フェリックス ふんふん。当然ですね〜〜〜(笑)
 
あっこちゃん でも私が日本に帰るって言ったら、大泣きしたんですよね。
 
フェリックス あっこちゃんと別れるのが、悲しくて?
 
あっこちゃん ええ。。。ぷっ
それで、ちょっと真面目に付き合ってみてもいいかな〜って。
でも、今思えば、ブラジル人って泣き虫なんですよね〜。シルビオさん?
 
シルビオ そうかな(汗)
 
あっこちゃん 彼の場合は、まぁ誠実な心っていうのが決め手になりましたかね。
それと当時の日本って、「夢を語れる男性」が壊滅してましたよね。
でも、彼は当時ドルが最強のアメリカに出稼ぎに来ていて、「帰ったらこうしたい、ああしたい」っていう夢があったんです。
 
フェリックス 東京で7年お勤めなさっていたと聞いたんですが、その当時、色々な男性とお知り合いになる機会もあったんじゃないです?夢を語れる男性は、いなかった んですか?
 
あっこちゃん う〜ん、夢を諦めた話は何度も聞きましたけど、夢を語ってくれる男性はね。。。
 
フェリックス なかなか日本男性人には、厳しい指摘が。。。
ところで、国際結婚については、やはり同じ文化でないということで、不安な面があると思うのですが。さる君は、そういう点について考えませんでしたか?
 
さる君 考えましたよ。僕は、歳の割には古臭いというところがありまして。。。
 
フェリックス はい、はい、はい、確かにそうですね(笑)
 
さる君 「意思の疎通をするのに話さないといけない」というのが難しかったですね。
日本人同士では「以心伝心」じゃないですけど、「こんな細かいこと言わなくてもわかるだろ」っていう文化だと思うんですよ。
ところが、ラテンの国、特にブラジルでは、自己を出さないと相手に全く伝わらない。まるっきり、日本と正反対なんですよ。だから、自分では 一生懸命言っているつもりでも、彼女にしたら、「もっと言って欲しい」って。
付き合っている時代から、そういうことでものすごく衝突があって、付き合い始めて3ヶ月くらいで約束を作ろうということに しました。
「何か疑問があったら、とにかく話そう」って言うことにしたんです。
「納得いくまで話をしよう、話さなかったら終わりだ」と。
外国人が異国に住んで、母国語でない言葉で自分を自己表現するってことは、ものすごいエネルギーが必要なんですよね。。。
 
ヒカルドン わかるような気がします。。。
 
さる君 ものすごく、疲れましたね。。。
 
フェリックス 日本語でだって、壁を感じる時。。。ありますもんね。。。(鬱)
 
全員 沈黙
 
さる君 それを拙いポルトガル語で、彼女に意志を伝えるって言うことが。。。
あの当時は、まだ面白味もあったんですよね。
自分のポルトガル語を向上させるっていうのもあったし、どこまで自分が異文化の中でコミュニケーションができるかっていう のも興味があったし。。。
今思うと、自分に試練を与えて耐え抜くという自分への自己陶酔もありました。。。
 
フェリックス なるほどね〜。
コミュニケーションを取れたら気持ちが伝わると。。。
 
さる君 彼女は、元々、観光業をやっていて、英語の先生もしていたし、他の文化に興味もあって、何度かヨーロッパにも行っていて、欧米人とも付き合いがあって、普通のブラジル人よりは、異文化に対して理解があった方なんですね。
それで、「こういう人だったら付き合ってもいいなぁ」ということで、付き合い始めたんです。
 
フェリックス 今の「コミュニケーションギャップ」、「文化差」、「言葉の問題」の中でなかなか自分の気持ちを伝えられないっていうのは、あっこちゃんはどうでしたか?
 
あっこちゃん ありますよ〜。
日本人の怒る時の特徴として、怒ると黙るっていうのがあるんですよね。これは、ブラジル人に限らず、アメリカ人でもそうなんです けど言わないと通じないから、こっちが死ぬほど相手に対して怒ってムッとして無言になっているにもかかわらず、彼の方から「どうしたの?気分悪いの?」って 聞くんですよ。
ムカッ!ってするんですよね〜
 
さる君 それありますよね。こっちは「明日家出してやる」って思って鬱々としてるのに、「何で黙っているの?」って聞くんですよね。
 
フェリックス 本音が出ましたね〜。
ヒカルドンさん、「もう終わっちゃってるから自分は関係ない」みたいに余裕かましてますね。 どうです?コミュニケーションには苦労しませんでした?結婚前、結婚後でもいいです。
 
ヒカルドン 結婚前は、全然なかったです。
 
フェリックス なかった?!
 
ヒカルドン ええ、いろんな先輩方から、「ブラジル人とは絶対結婚するな」って言われて、「何を言っているんだ。しゃらくせい、ジジィ」って思っていたんですよね。
俺は大丈夫だと思っていたんです。「日本米とか日本食が食べられない」って話があったんですけど、若かったし、「毎日肉でも 全然オッケ〜」と思っていたんですよね。でも、 実際はコミュニケーションということで、微妙な感情を伝えるっていう事が、非常に難しいって気づきました。
 
フェリックス 大体、さる君やあっこちゃんと同じですね。
 
ヒカルドン こういうニュアンスと思って言うのに、全然違う風に取られたり、なかなか伝わらないのが悔しいっていう感じでしたね。ですから、言葉の問題がなかったら、解決できた ことも沢山あったかもしれませんね。
 
フェリックス それ以外に何か「習慣」だとか、「これは甘かったな」ということはありますか?
 
あっこちゃん 私、付き合っているときに気づいたんですけど、ブラジル人の男の人ってデートする時に誰か男友達連れて来るんですよね。
うちの場合は、必ず弟がついてくるんですよ。 ほんと、アメリカで二人でデートしたのなんて数えるくらいしかなかったくらい。
 
フェリックス それはどうでしょうね〜。
女の人が2人だったら、男も2人っていうのならあると思うんですが。だって、つまらないですよね。さる君は、 そういうことありました。
 
さる君 彼女が示し合わせて誰か友達と会うということはありましたけど、いきなり彼女が誰か友達を連れてきてっていうのはなかったです。
でもありますよ。それって、典型的なブラジルの田舎の人っていうか。。。。
 
あっこちゃん そうそう(笑)
 
さる君 田舎に行けば行くほど、そういうのが多いです。街中はあまりないですけど。
 
フェリックス ヒカルドンさんは、そういうのどうでしたか?
 
ヒカルドン あんまり、そういうのはなかったです。
 
フェリックス ヒカルドンさんの場合あまりそういう問題はなかったみたいですね。
出だしはスムーズでした?
まぁ、離婚されてますけど。
 
ヒカルドン 深くそんなこと、考えてなかったですね。これが「愛の形」とか。。。
 
フェリックス ヒカルドンさんから、「愛の形」という言葉が出るとは思っていませんでした(笑)
いよいよ、本音トークになってきましたね〜♪
どうして離婚に至ったんですか(ワクワク)
 
ヒカルドン 結婚して最初のころは良かったんですよね。で、後はいるだけ。
帰ると「なんでかそこにいる」って感じですね。

女の人って、子供ができるとそっちに愛情を注いで、後は関係ないと思うんですけど。例えば、帰ってきてもメシがない、 なんてことがあって、文句言うと、「いつ帰ってくるかわからないし、ご飯作ったときは帰ってこない。ご飯作らなかったときは、帰ってきてぶつぶつ言う。どうしたらいいかわからない。」って言うんですよ ね〜。
 
フェリックス それ、奥さん正しいような気がしますけど。。。
 
ヒカルドン 「あなたは、手と足があるから台所に行って、そこにあるものを食べなさい」って。
 
あっこちゃん あるじゃないですか、ご飯。
 
ヒカルドン まぁ、あるんですけど。よそってくれない。
 
フェリックス 「ご飯があるない」っていうのが、離婚の原因?!
 
ヒカルドン 一番の問題は、私が家にいないでしょ。仕事があったりして、家族と一緒にどこかへ出かけたりすることがない。彼女は「私の友達のところは、どうだ、こうだ」というわけです。 「友達の所なんか関係ない」って話なんですけど、「ブラジルではそうなんだ」っていうんですよ。しかも、いつも 帰ると誰か自分の知らない彼女の友達が出入りしているし。
 
さる君 僕なんか逆ですよ。今、僕がもっていられるっているのは、一年の半分、三分の一以上家にいないって言うのが、秘訣。
僕が365日サラリーマンのように、朝8時に出勤して夕方6時に帰ってきていたら、持たなかった。
 
フェリックス それは、奥さんとベッタリいるとストレスが溜まるとか?
 
さる君 お互いですよ。
僕なんか仕事で出ていて、お互い寂しくなったころに帰って来るから、いい感じに過ごせる。その繰り返しですよ。
 
フェリックス あっこちゃんは、いま結婚されているわけですけど、5年経って、良かったとかうーんとかって何かあります?今、どんな感じの生活をされていますか?
 
あっこちゃん わたしの場合は、あと2年様子を見ます。
いつもお世話になってる占い師が「7年後にはお金持ちになる」って言ったんですよね〜。まぁ、結婚生活はやっぱりお金です。 背に腹は代えられませんから、男性がお金を持っていないときに、ブラジルで生活するっていうのは、日本人女性は耐えられないですよ。 だって日本人女性は日本にさえ帰ったら、自分が働いてお金を稼げるじゃないですか?
 
フェリックス でも、あっこちゃん、日本の女性じゃないですか?
 
あっこちゃん うちは犬がいるから(笑)
シェパード5匹いるでしょ。それを置いては行けないですよね〜。私たち夫婦が今までもったのも、犬がいたから。喧嘩したりしても、犬を介して仲直りできたんですよね。
 
フェリックス 逆にあと2年経って、新たな決断をする可能性もあるなということですか?
 
あっこちゃん ありますね(きっぱり)
 
フェリックス それは、国際結婚に限って?それとも国際結婚だからということですか?
 
あっこちゃん 国際結婚っていうことよりも、海外で住むっていうことだと、やっぱり「お金」ですね。
 
フェリックス お金で生活が安定したらってことですか?
 
あっこちゃん アメリカとかヨーロッパとかだったら、日本食レストランがたくさんあるから簡単に日本食レストランのウエイトレスとかの職があ るんですよ。日本人相手のお土産屋も多いし。そうすると、もう食いっぱぐれないんですよね。
ゴイアニアの日本食レストランなんて、働いてもたいしたお金にならないじゃないですか。
 
フェリックス そうですね。せいぜい、月給一、二万円くらいですよね。
女性の視点からの意見かな?
さる君はどうです?
さる君の収入自体っていうより、あっこちゃんが言う、生活の安定が国際結婚の要なんだっていうのは?
 
さる君 お金があった方が生活はできますよね。
それはその人の生活形態へのコダワリの問題ですよね。
僕は、絶対サラリーマン的な生活はできないし、生活形態を変えた時点でどっかでストレスが溜まってくるんですよ。結婚した時点で生活形態がものすごく変わるんだったら、それはものすごいストレスになって、国際結婚 云々に関係なくそれは人生の選択が間違っていたっていうことになりますよね。
僕の場合の大問題は、「文化衝突」。
いちいち言わないと伝わらない歯がゆさ。細かい部分の、細部の細部まで言わないといけないストレスですよね。。。
最初のうちはいいんですけど、段々、「5年も一緒にいるんだから、わかるだろう」って気持ちになる。そういう ストレスが今来ているんじゃないですかねぇ(しみじみ)
お互いお互いの欠点もわかってきているんですよね。それはもうわかっているのに。
最近、ブラジル人って向上力がないんじゃないかなってさえ思いますよ。とりあえず一日一日を楽しく過ごせたら、それでいい。 。。みたいな。。。
「自分を向上させる」、「自らが積極的に生活を良くしよう」っていう気持ちがない。お金があって、いい車を買うとかいう物欲はあるんだけど、今の状況の中で 「何か良くしていく」、「何か探そう」ということがなくて、お金がメインになってしまっている。お金以外だったら、向上心がわかない。好奇心がない。 。。
まぁ、教育にもよると思うんですけどね。。。(遠い目)
 
フェリックス それは、奥さんにもそういうブラジルの文化がみえるところが。。。。?
 
さる君 元々、英語の先生をして、あれだけ外国人と接触しているにも拘らず、自分で探し出すことはできない。与えられたことはできるんだけど、自ら積極性を持っては。。。 ね。。。子供ができたら多少変わるのかと思っていたんですけど、あまり変わらない。むしろ、僕が いろいろやりすぎちゃったっていうのもあるのかなぁ。。。
 
フェリックス ヒカルドンさんは、どうですか?お金っていうことについては。
離婚された時は、会社がよくなってきた時に、まさにピークに来た時に「ずばーっ」と離婚されたと聞きましたけど?
 
ヒカルドン そうですねぇ。
家は逆で、「お金じゃないのよ」ということでしたね。もっと「ファミリーとかの付き合い」であるとかですね 。「子供が学校でどういうことになっているのか、あなたは、全然興味がない。こういうことがあったとか、宿題やってないとか、あなた一切知らないでしょう。」っていわれましたね(ため息)
 
フェリックス やはり、男の人と女の人では、視点が違うんですかね〜。。。
 
あっこちゃん 視点っていうか、うちの場合、そういうレベルでなく、お金のある状態っていうより、ギリギリのところなんで。。。
昨日も水道を止められるところだったし。。。。
 
フェリックス 昨日、「水道を止められる。。。。?!」
 
あっこちゃん 水道屋が来て、「止めま〜す。」って。 (笑)
 
フェリックス それは、支払いを忘れていたんじゃないですか?
 
あっこちゃん いや、銀行の自動引き落としが落ちなかったんです。
そういう生活に足りないお金を私の日本の口座から引っ張り出して払ってる状態。そういう生活が続いてますから。。。
逆に言えば、うちの場合はある一定レベルのお金があったら、そこまでは行かないですよね。まだ、にわかに、ほのかに愛だの恋だのが残っている状態ですから、乗り越えられるんですよ。
でも、水道を止められるとか、電気を切られるとかそのレベルは。。。(苦笑)
 
ヒカルドン それは、わかります(しんみり)
 
フェリックス でもヒカルドンさんの話を聞いていると、あんまり「愛」とか「恋」とかそういうの出てこないですよね。
 
ヒカルドン そうですね。あんまり、ベタベタされるの好きじゃないっすね〜。
 
あっこちゃん アハハハ〜
 
フェリックス さる君の場合、まだっていったら失礼なんですけど、普通の結婚というか、好きになって結婚したんですよね?
 
さる君 私は、子供を実験に。。。(笑)とかそういうことは。。。。
 
フェリックス そこに「amor(愛)」があったから♪
 
ヒカルドン 家に帰ったら、安心したいんですよね。落ち着きたいし、仕事の話もしたくないし、文句も聞きたくないですよね。子供がどうした、学校のあれも払わないといけない、何々しないといけない、水道管がつぶれてる、洗濯機がつぶれた 、そういう話ばっかりで、何かあったら、文句たらたら。
 
フェリックス それ、全部、旦那さんに来るんですか?
 
ヒカルドン ブラジルでは、そうですね。
 
フェリックス どれだけ仕事してへとへとで帰って来ても、そういう家庭の中のことは、全部、旦那さんに来るわけですか?
 
ヒカルドン そうですよ〜。「何とかしてよ」って。
 
フェリックス 奥さんにやってくれって言うと?
 
ヒカルドン だから、お金、渡すじゃないですか。そうしたら、なんかやるんですけれど、いつの間にか十二分にあったはずのお金が全部なくなるんですよね。
 
フェリックス 目的以外のことにも遣っちゃう?
 
ヒカルドン 「あれ?!これってそんなにかかったの?」、「お釣りは?」って言ったら、「遣った」って。。。
 
フェリックス あぁ、ブラジルでは、お金は奥さんに渡しちゃ、まずい?!
 
ヒカルドン 一切、渡さないですね。
 
フェリックス まずいですか。やっぱり、使っちゃう?
 
ヒカルドン 渡した時点で、その人のお金になっちゃう。
「私のお金」、「家族のお金」じゃなくて、「私たちのお金」じゃなくて、「彼女のお金」になっちゃう。
 
フェリックス それは、ヤバイですね〜〜〜。
 
ヒカルドン まぁ、子供の服とか買ったりするんですけど、過激に買ったりするわけですよ。(笑)
過激に予算を考えないで、たとえばR$1000(5万円くらい)渡すと、そのお金があるから、「これはあれに使おう、これはあれに使おう 」って、分割して遣ってくれればいいんですけれど、急にお金を持ったから、 「よ〜し、こんだけあれば結構、服買えるな〜!」って、5万円の内、4万円くらい遣っちゃうんですよね、服代として。 。。
で、帰って来ると、5万円あったはずの金が1万円しかない。
「明日からどーするの、これ」って感じですよね。ハハハ。。。(フェードアウト)
 
フェリックス ちょっと伺いたいんですけど、お金の管理っていうのは、さる君の場合は、さる君の収入がある、奥さんは奥さんの収入がある、これは、全然別々に分かれているわけですか?
 
さる君 今のところは一緒でやってますね。ただ、彼女は、普通のブラジル人と違って、男に養われたくない。
 
フェリックス あ〜、もっと独立していたいってことです?
 
さる君 そうです。
一緒になっていても、そういうのは、きちんと分けていたい。
あと、お母さんがいるから、お母さんに何かしてあげたい。そういうものまで、私にわざわざ頼んでまでしたくない。個人で欲しいものがあっても、例えば、僕が小遣いなんかたまにあげますけど、そういうんじゃなくて、自分でやりたいことは、わざわざね 。野菜買ったり、家のことをするのにいちいち頼んでお金もらうっていうのは、やだって言うから、僕は、お金をまとめておいといて、個人のものとかは、自分で買いたいっていうんで、彼女がガイドや英語の先生として働いてるわけだから、彼女に口座を開かせてそっちの方は、勝手に使えと。
 
フェリックス 基本的な生活費は、さる君が?
 
さる君 基本的な生活費は、全部私でやってます。
 
フェリックス じゃ、お互いに本当はいくら持っているか知らないんです?
 
さる君 そうですね。
 
フェリックス 俺なんか、給料全部、女房の口座に振り込まれて、まるで知らないっていうか。ずっと会社が彼女の口座に振り込んでましたから。
うちの父もそうでしたしね。。。
 
フェリックス ヒカルドンさんのところは、当時は?お金は、ヒカルドンさんががっちり握ってました?何に遣うかわからなかったから、結構、管理体制厳しかったとか?
 
ヒカルドン ええ、「明日、スーパーマーケット行くからお金頂戴」って言うんでいくらとか。
 
フェリックス それは、1日分?
 
ヒカルドン ええ、それでも結構、ポケットから抜いていたんじゃないかなと、思うんですけど。ハハハ
 
全員 笑笑笑
 
あっこちゃん ブラジルは、男の人がスーパーマーケットで買い物している人が多いですよね。 男の人がお金を握ってるからでしょうねぇ。
 
フェリックス あ、そういえばそうですね。
 
さる君 悪気はないんですよ、女性の人が遣うのに。
 
ヒカルドン って言うか、経済観念がまったく。。。うちの場合はですよ。
 
さる君 コントロールつかない。
 
ヒカルドン まったくダメです。
月始まって5日なのに全部遣っちゃって、「その後どーすんのお前???」って、言うよな状況に陥るっていうのもありましたね。
 
フェリックス 逆にあっこちゃんの場合は、ブラ男さんに「毎日お金下さい」って、頼むわけですか?
 
あっこちゃん 私がもらえるお金があったら、離婚なんか有り得ないですよ、家は。ハハ
 
フェリックス あー、そうですか、失礼しました。
 
全員 笑笑笑
 
あっこちゃん 私が足りない分を出す。
 
フェリックス 経済的に援助している。でも、逆に今の発言だと非常に面白いと思ったのは、経済的に安定していたら、離婚は有り得ないと?
 
あっこちゃん ないですね。うちは、あんまりベタベタしていないんですけど、私は日本いるとき、多分結婚しないなって、思ってたんです。
 
フェリックス え?日本にいるときは?
日本男性とはってことです???
 
あっこちゃん いえ、もう誰とも。
結婚するなら日本人と思っていましたから。でも、ブラ男は日本人に感覚が近いと思ったので。。。彼もブラジル人とは結婚したくないって、言ってたんですよ。
 
フェリックス ブラジル人とは?どうして?
 
あっこちゃん ブラジル人女は嫌い。そういう風に経済観念が欠けているからって。
 
フェリックス 彼もアメリカで生活して、先進国の文化に触れたってことも大きいですよね。
 
あっこちゃん そうですね。
 
フェリックス ヒカルドンさん、どうでした?離婚してみて。 離婚前、離婚後、どっちが精神的に楽ですか?
 
ヒカルドン それは離婚後ですよ〜〜〜〜〜。
 
フェリックス それは、全く?!
 
ヒカルドン ええ。
帰ってきてね、服をプシューっと放っても、誰も「そこに捨てるな」とかいわないし、バスタオルをその辺にじゃーんと放り出しても、お風呂場をベトベトにしても誰も文句渋るヤツはいない。
「そこにゴミが落ちてるから、拾ってくれる?」って言うと、お手伝いさんが拾ってくれるし。ヘヘヘ〜〜〜
 
フェリックス お手伝いさんがいるの?!
 
ヒカルドン お手伝いさんは、文句は言わない!!!
 
さる君 それは、お金を払っているからでしょ(笑)
 
ヒカルドン 結婚していたときは、かえって子供と縁遠かった。
今は、学校の教材を一緒に買いに行ったり、学年が終わったら学校に呼ばれるじゃないですか。それに出席したり、服を一緒に買いに行かなければいけない、そういうことは、今まで全くなかったんですが、世話をしたりして、 「大変やなぁ」と思って、今でもちょっと苦しいとこあるんですけど、逆に今までなかったことは、帰ってきたら「パパイ〜」って抱きついて来 てくれたり。
 
あっこちゃん お子さんは、男の子?女の子?
 
ヒカルドン 男と女、一人ずついます。
だから、結構、家に帰るのが楽しい。前は全然楽しくなかったんで、家にできるだけ帰りたくないなぁって言うのがあったんですけど。。。。
 
フェリックス 聞いてます、その噂。
あのー、確か。。。奥さんから電話かかってくると、いきなり携帯を切る。弁解は、「携帯のバッテリーが、切れた。」
そういういう噂を聞いたことありますよ〜(笑)
 

後編