お寿司(日本食レストラン)


日本食はブラジルでもブームの域をこえて”定着”しつつある。私の住んでいる街ゴイアニア市には、住み始めた13年前には、日本食レストランは一軒もなかった。数年前からできはじめて、今では数軒在る。行ってみると週末はブラジル人でにぎわっている。

ゴイアニア市は人口120万弱の大都市だが、日本人は皆無に近く、日系人も少ないから明らかに最初からレストランの客はブラジル人が相手である。食に保守的なはずの地方都市で、しかも海に面していないゴイアニアでも寿司やテンプラを食べる人は多い。味は食べられないことはないが、生粋の日本人にはおいしいとは感じられないレベルだ。わざわざお金を出して食べに行くくらいなら、家で作ってもらったほうがずっとおいしい。

寿司メシの酢はきつすぎるしネタもイマイチ。天ぷらの方がより日本のレベルに近い。野菜の値段が安いブラジルでは野菜天では感覚的にお金が取れないので、内陸のゴイアニアでも海老天が必ずメインとなっている。海老天が盛り付けの中心、貴賓席をどぉ〜んと占めているのだ。どうも内陸のゴイアニアでは、特にエビが圧倒的に高級に感じられるらしい。

寿司と天ぷらは、他国と同様ブラジル日本食の2大人気メニューだが、あとひとつこれに加えるとしたらヤキソバだろう。とにかくブラジル人は、日本レストランでヤキソバを食べるのが大好きだ。鉄板焼き風にキャベツと肉を刻み込んで炒めたものだ。どちらかと言うと夜店の屋台風。日本人にはちょっと面が太くてうどんを食べている感じ。あとスパゲッティと同じくやわらかすぎるのが難点。

さてゴイアニアでこんな感じだから、サンパウロやリオには和食レストランは、高級から庶民風まで無数にある。明らかに日本人をターゲットにしたものやブラジル人の金持ちを相手にしているところ、中流相手のところ、食べ放題のところなど様々なスタイルがある。一説によるとサンパウロでは、シュラスカリアより日本レストランの方が多いと言う。日本人向けで高級なところは日本並みの味らしいが、目の玉が飛び出るほど値段が高いと聞いた。

by フェリックス 2006年8月

 

 

 

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