クラウ Curau


「クラウ」とは、トウモロコシの絞り汁を使ったプリンみたいなデザートだ。お洒落なレストランにはまずなくって、田舎のトウモロコシ料理「パモーニャ」のお店においてあったりする。また、6月の「フェスタジュニーニョ(子供達がブラジル開拓当時のダサい格好をして劇やダンスを親に披露する)」の出店の定番メニューでもある。

初めてこれをレストランで食べた時、トウモロコシをデザートとして甘くして食べるという感覚がつかめずに、ほのかな青臭さが鼻について好きではなかった。しかも、店によってはプリンというより「ういろう」のような固さだったりして、何度か挑戦してみたものの、わたしのブラジルで食べなくてもいいリストに入ってしまっていた。

さて、先日、ひさびさにブラ男の用事に付き合ってゴイアニアから100キロほど離れた小さな町を訪問することになった。今の季節、乾季も正念場に入り、空気はからからに乾き、そこに強い日差しが照りつける。うちの車にはエアコンがついてないから、窓を開けて1時間もドライブをすると喉はからっからに乾いてしまう。こういう時に飲む「ガラナ」が格別だったりもする。話はそれるが、わたしは、日本に住んでいた時、炭酸飲料が苦手で、中学の部活の差し入れ以外で自分から好んで飲んだことはほとんどなかった。けれど、ブラジルに来てからというもの、「コーラがこんなに美味しかったのか」と感心するくらい炭酸飲料を飲む機会が増えた。それもこれも、このゴイアニアの暑い日ざしと乾燥のせいだと思う。

話は戻って、昼時、からからの空気と暑さのせいで空腹は感じているが、喉の渇きが食物を受け付けない気分で、通りがかりの田舎臭いドライブインで軽く済ませる事にした。たいていのドライブインは、軽食として揚げ物中心のファーストフードが用意されているが、ここでわたしの目を引いたのが「クラウ」だった。

先に書いたように、「食べなくてもいいリスト」に入っていたのだけれど、なんとなくここの「クラウ」は、わたしの期待を裏切らないような気がした。写真では分かりづらいが、結構大きくて、250gくらいの容量があったのではないかと思う。

そして、その味は、期待を裏切らず、今まで食べた「クラウ」にはなかったとろけるような柔らかさの喉越しで、「クレームブリュレ」のような食感だった♪それにしても、ブラジルで面白いのは、同じ「クラウ」でも、シナモン好きな人とそうでない人用に、シナモンがかかってないのから、少しだけかかってるの、いっぱいかかっているのとそれぞれあって、その中から好みのカップを選ばせてくれるということだ。


お隣は焼きプリン

他に、このドライブインで目にとまったのが、ドーナツ型をした巨大揚げポンジケージョ。試しに買ってみたが、なかなか美味しかった。ただ、ひとりで一つ食べると胸焼けをする。このドライブイン名物かと思いきや、帰りに寄った別のドライブインにも全く同じものが置いてあったので、この辺では普通に食べられているんだろう。地方地方の変わった食べ物に遭遇するのはなかなか楽しいものだ。

by  あっこちゃん 2007年9月

 

 

 

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