ブラジルのパン


ブラジルに行くと決めたときに「ブラジルのパン」がどうもイメージできず、パン好きのわたしとしては、もしも、ブラジルで美味しいパンが食べれなかったらどうしようかと思い、パン作りに専念した。その甲斐あって一通りのパンは作れるようになったのだが、実際ブラジルに来てみると自分でパンを作る必要性がないことに気づいた。

ブラジルには、日本のコンビニと同じくらいの頻度で「パン屋」を見掛ける。コンビニよりも多いかもしれない。しかも、そのお店で作っているのだ。ブラジルでは、パン屋のことを「パダリア padaria」とか「パニフィカドール panificador」と呼び、焼き立てパンの他にも生活雑貨や飲み物などを売っていて、近隣の人たちにとってなくてはならない存在となっている。

さて、ブラジルでもっともポピュラーなパンは「パンフランセーズ pão francês」とか「パングランジ pão grange」と呼ばれる手の平サイズのパンで、政府により価格統制されていることからも分かるように、ブラジル人にはなくてはならないパンである。現在の価格は50gの大きさで30センターボ(約16円)。安いと思うけれど、わたしがブラジルに来た2002年には、20センターボだったのがこの4年の間にどんどん値上がりしてしまった。

とはいえ、朝ご飯に欠かせないパンだから、毎朝焼き立てをパダリアに買いに行く人の姿は絶えない。普通は、このパンにバターを塗ってブラジルの濃いコーヒーと頂く。

時には、写真のようにハムとチーズをスライスしてもらってはさんで食べる。ブラジルのハムは塩味がきいているからシンプルにハムとチーズだけで十分美味しい。ブラジルで最もポピュラーな安いハムのことを「モッタデラ mortadela」と呼ぶ。チーズはモッツァレラがポピュラーで「ムサレラ mussarela」と呼ぶ。どちらも100gR$1(約50円)以下と日本に比べると断然安い。何よりもパダリアで切りたてのハムとチーズはほどよい温度で冷た過ぎないところが美味しいと思う。

そのままパンにはさんで食べたり、ホットサンドにして食べたりするのだけれど、ブラジル人はなぜかパンをつぶして食べる。でもって、このパンがまた中がスカスカだからぺっちゃんこに潰れるのだった(笑)

一口メモ:「チーズをR$1下さい」
         ↓
「Me dê um real de queijo por favor(ミデ ウンヘアウ ジ ケイジョ ポルファヴォー)」

by あっこちゃん 2006年7月

 

 

 

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