タピオカとパモーニャ


アマゾンの朝食、アマゾンの川縁の住民の間で最もポピュラー朝食はタピオカであると言っていいだろう。

何せ自家製だから。アマゾンの川辺の住民はその殆んどの家族が実家でマンジョウカと呼ばれる(キャッサバ芋の一種)芋を栽培している。

芋はすりおろし、水分を絞った物を巨大フライパンでパラパラになるまで炒り「ファリーニャ」と言うブラジルを代表する芋の粉を作る。この芋の粉の販売が彼らの生活手段となっている。

このファリーニャを作る段階で出てくる副産物を利用して作るのがタピオカだ。先程のすりおろした芋を絞った汁をタライに入れておけば澱粉がそこに溜まる。汁は汁でツクピーという調味料に変身。澱粉は、取り出し水分を切り、粉 状にするとタピオカになる。

この粉を熱したフライパンにパラパラばら撒くとあら不思議。粉同士が引っ付き、芋澱粉のクレープが出来上がる。

これがアマゾンの朝食を代表するタピオカである。食べ方もクレープ同様、お好みで。バターを塗って食べても良し。ココナッツの実と汁に漬け込んで甘味をつけても良し。チーズを乗せて巻いて食べても良し。

味は澱粉であるから餅餅した感じで、私は乾燥餅クレープと呼んでいる。

パモーニャとは、トウモロコシをミキサーにかけつぶした物に砂糖等で甘味をつけ、トウモロコシの葉っぱでくるみ蒸しあげた物。むっちりとした歯ごたえで甘い。トウモロコシはいい加減、に砕いてあるから粒が粗い。これをあまり細かく砕くと仕上がりが良くない。

パモーニャはこの粗さが妙に心地よく、噛むほどにトウモロコシ自体から甘さが染み出てうまい。いい加減さが時には良い効果を生む事もあるのだ。

日本の食品に例えるならトウモロコシ羊かんというような感じ。

どちらも素朴な味が売り物の2点。

by ヒカルドン 2007年1月

 

 

 

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