Manga Boi マンガ ボイ


牛マンゴウ。なぜ牛なのか?

ブラジルでは大きい物の例えには「牛(Boi)」ワードの形容詞が冠される。○○牛、××牛、牛○○。

牛は外来種である。元々ブラジルにはいない。地元民インデアーナの間では大きいと言う事を「アスー」と言う言葉で表す。地元の表現法がありながら、何故ブラジルにとって外来語であるポルトガル語の「牛」を使うのか?このウルシ科の果物の原産はインド、インドシナと言われており、外来種には外来語を持って対処するのかもしれない。そういう事であれば、なんとなく納得する。ポルトガルでも、大きい物を「牛」と表現するのであろうか?問題は深まるばかりだ。

それにしても「牛」とはなんと貧困な発想なのだろうか?ヨーロッパには、象も、キリンもカバもいないから、
ヨーロッパで最大の動物は「牛」であったのかもしれない。という事は「牛」とは、偉大な、巨大なことをたたえる賞賛の言葉であるのであろう。

では、そのグレートなマンゴウである。牛マンゴウはさぞ美味いのであろう。果物屋のおっさんも、「このマンゴーはマンゴウファミリーで最も果肉が詰まっており、お得だ」と言っていた。「お得だ」と言われれば「買い」に決まっている。更にこのマンゴウはグレートな「牛」の称号を持っている。持ち重りもする。かなり重い。で、買ってみた。

確かに果肉は多い。多すぎて一度に食べきれず持て余す。それに、私がマンゴーの決め手と思っているジューシーさに欠け味が大味、おそらく味の方も「牛」であるらしい。実が多い分マンゴーのスジも多い。香りも、甘味も少ない。

で、生の果物として食べるのには、C−ランクだと思った。ただの敗戦では、ツマラナイ、何とかしてこの巨大牛を有効に使う手はないのか?と考えて閃いたのがマンゴウカレーだ。牛肉の代りにこの巨体なマンゴウの果肉を入れるのだ。

あまり早くカレーに入れると解けて、カレー汁になってしまうので出来上がり後半に、大き目のぶつ切りを入れると良い。これで牛肉代が浮き、お得だ。

牛マンゴウは牛である為、牛肉の代わりにもなるのか?何故「牛」であったのかの答えが解った気がした。

by ヒカルドン 2006年10月

 

 

 

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