アマゾンのフルーツ PITOMBA(ピトンバ)


このフルーツは、一口で言えば、殻付き葡萄だ。見た目は茶色い殻で覆われてる為美味そうに見えないが、そこに落とし穴がある。アマゾンのフルーツを見た目で判断する事は危険だ。汚い容姿の裏に美肉を隠し持っているフルーツが意外と多いからで、このピトンバもその代表の一つである。

このフルーツを殻付き葡萄と言ったが、まあ、味も似ていないことはない。しかしそこは野生種。日本の葡萄みたいに無理やり糖度を上げていない分、甘味控えめで酸味が強い自然の甘い香りがする。野生の風味と言った方が良いかも知れない。

このピトンバの実は艶かしいぐらい白い。大きいタネ一粒の周りを妖艶な白い肉が覆っている。サイズはまさに葡萄サイズ。かなり力を入れて殻をつまむと[パキッ」という小さい音がして殻に割れ目が入る。中から白い実が顔をのぞかせている。実に奇妙な感覚に襲われる。殻をそろっとはずし、出てきた純白の実をそっと口に入れると言うのが正しい作法である。

実は弾力があり、むっちりと種にこびり付いている為、実がなかなか種から離れない。従い、口の中でその弾力のある果肉を噛んだり、吸ったりしながら、しばし楽しむタイプのフルーツである。

最初すっぱいと思うが、口の中で転がすほどにだんだん甘味がにじみ出てくるという、なかなか渋い手を使って人を魅了する事をよく心得ているフルーツで、あなどれない。

一度食べ始めると病み付きになってしまう
要注意のエロテック系、フルーツ。

by ヒカルドン 2006年10月

 

 

 

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