シュラスコの起源


日本では、「ブラジル料理=シュラスコ」という風に、完全にブラジル料理として定着した「Churrasco」だが、もともとは、南ブラジル、リオ・グランデ・ドスール(Rio Grande do sul)あたりで「ガウショ Gaucho」と呼ばれる、ヨーロッパ移民達に好まれて食べられていた「大胆な肉料理」だった。

ガウショとは、南ブラジル地方の「カウボーイ」の愛称で、大きなズボンに太いベルト、赤いスカーフにつばの広い帽子の独特な衣装を着て牛追いをする。とはいえ、今も尚こんな格好をしている人は希少だが、今ではお祭りなどの特別な時の正装として着用しているようである。

 

ガウショといえば、一般的に荒くれ男といったイメージで、牧場で牛追いをして、特別な機会に自分たちで牛をおろして、焚き火で肉の塊を焼き、ナイフでそぎ落としながら皿やフォークなどは使わずにそのまま口に運んでいたようだ。牛のことも肉のことも知り尽くしている彼らだけに、その肉の味付けも焼き具合も絶妙。という訳で、段々とお上品な人たちにも受け入れられるようになり、今のシュラスコレストランの形ができたと思われる。

さて、我が街、ゴイアニアでは、牧場に囲まれた環境から「外食といえば肉」で、たくさんのシュラスコレストランがある。しかも安い!平均的なシュハスカリアで、「カップル価格」なる2人食べ放題の価格はR$30(約1500円)である。

しかも、シュラスコだけでなく、サラダや前菜、ご飯、パン、煮込み料理などセルフサービスで取り放題。テーブルにも肉を食べる前に満腹になってもらう作戦と思える「フライドポテト」「オニオンリング」などのサイドディッシュが運ばれてくる。そして、いつもその作戦に引っかかり肉を食べる前にお腹いっぱいになるわたし。。。

 
(ガウショの衣装でサーブする店員、それにしても力持ち)

日本であまり牛肉が好きでなかったわたしでも、ブラジルの赤身の肉は味があって美味しいと思う。多分、日本に住んでいたら一生分の牛肉をこの4年間で食べたと思われる。。。ちなみに、わたしが好んで食べるのは「リンギッサ(腸詰)」「フランゴコンベーコン(鶏肉のベーコン巻き)」「ピカーニャ(テンダーロイン)」「ポルコ(豚肉)」。

塩味がきいているので、アルコールが飲めないわたしは、サラダと一緒に食べるから、そっちでお腹が膨らんでお肉はブラジル人の子供並みしか食べれない。ふと、店内を見渡すと、「真剣」にシュラスコに取り組んでいる男性がいたりして、一切のサイドメニューに口をつけず、ビールもほとんど飲まずに、じっと自分の好みの肉が回ってくるのを待っている人もいる。しかも、一人で来ている場合もある。あそこまで真剣にならなくっても。。。と思うけれど、もともと肉の安い国だから、折角「シュハスカリア(シュラスコレストラン)」に来たからには「元を取らねば!」と思うのかもしれない。。。

by あっこちゃん 2006年6月

 

 

 

HOME