バールで使える Piada   けちなミネイロ


ブラジル小噺(ピアーダ)は「ブラジル日常生活」、特に会話文化に多大な影響を与えている。ピアーダは大衆から次々と生まれ、時代の流行と共に消え去る「ナマの文化」といっても過言ではない。

会議や集会などのスピーチで、その場の雰囲気を和らげる為のジョークとしてもよく使われる。下層階級が好んで使う、サッカー、下ネタ関係から上層階級が教養を見せ付ける為に使う政治的、文化比較論的ブラックジョークとその幅は広い。

ブラジル小噺は、表面の意味だけで理解できるものと、表現の裏に隠されている「ひねり」(流行のネタもの)を知った上で理解できるものの2つのタイプがある。

前者は、ある程度語学能力が高まれば理解できるが、後者のタイプはこちらに住み、現地社会事情を把握していないと理解できない。このコーナーではその後者タイプの小噺を中心にわかり易く解説しながらお伝えしていく予定。

是非マスターして、町角の飲み屋で夕涼みの飲んだ暮れおっさん相手にピアーダを連発させていただきたい。また、このコーナーのピアーダを元に自分なりにアレンジして新しい傑作を作っても結構。

なお題名はサルが勝手につけたもので、基本的に小噺に題名はありません。

 

「けちなミネイロ」

Naquela cidade mineira todo mundo era sovina.

Tentando obter uma consulta grátis, um sujeito aborda na rua o médico local.

“Doutor, o que o senhor faz quando está resfriado?”

“Espirro, uai !!”

<和訳>

ミナス州の町の人達は、みんなけちん坊である。

ただで診察をうけてもらおうと、一人の男が通りの医者に近づいていった。

「ドクター、風邪をひいたらどうしますか?」

「くしゃみをしますよ、わかりますか?」

<解説>

ポイントはUai(ウワイと発音)。ミネイロ(ミナス州人)が、会話の終りに良く付ける言葉で

「それは当然のことでしょう」「もちろんでしょう」などの意味合いが含まれる。

けちん坊には、ケチな対応をするといった皮肉の小噺。

Sovina は けちを表す形容詞だが、ポピュラーな言葉では、「Pão-duro」(ポン・ドゥーロ)、

「mão-fechada」(マオン・フェッシャーダ)、「avaro」(アヴァーロ)などがある。

by サル 2006年8月

 

 

 

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