バール編   軒先バー(飲み屋)


ブラジル人は、18歳以上になると飲酒できるようだけれど(不確か)何歳でお酒を飲もうと誰も気にも止めない。うちのブラ男曰く

「焼き立ての塩味のきいたアツアツのシュハスコのひときれをビールに浸して食べる」

のがブラジルのお子ちゃまの初めてのビール体験らしい。

ブラジルでは、三歳くらいの子供にも欲しがれば平気でコーヒーを与えるし、あんまり食べ物に関して「大人の食べ物」だとか「子供の食べ物」だとかいう区別もない。

話しがそれてしまったけれど、ブラジルには星の数ほど「バー」がある。洒落たインテリアのバーもあれば、家の軒先を利用しただけの「バー?」って感じの「バー」も存在する。他人の家の軒先に一体誰が来るのかと思うけれど、そういう民家の中にひっそりとあるバーの方が意外に賑わっていたりもする。

小洒落たバーはもちろんデートなどに利用されるのだが、軒先バーは。。。そう。。。「妻帯者の安らぎの場」なのだ。

軒先バーの特徴としては、「女性がいない」というか「女性が来るのを店主も客も嫌う」

そこは、「ブラジル人妻帯者男性達の束の間で唯一の安らぎの場」なのである。

ブラジル人は男女共に極めて嫉妬心が強い国民だが、結婚後は、女性の方が嫉妬心が強くなるように思う。というのも、たいていの人達は結婚後すぐに子供をもうけるので(というよりできてしまう)、女性は育児でなかなか自由がきかない。で、旦那が育児をあんまり手伝わずに、自分だけで夜出掛けようもんなら大変な事態に陥る。実際そんな夫婦をたくさん見て来た。出掛けた旦那を探しに子供を放って旦那の行きそうなバーを探しまくる妻。女癖の悪い旦那で、他の性とデートをしている所なんかを押さえられた日には修羅場は免れない。。。

例え軒先バーでひと時の安らぎを満喫しているとしても、そういう女性と結婚してしまった男性は軒先バーで散々嫌味を言われ、みなの同情を背中に一斉に浴びながら自宅へと連れ戻されるのである。。。

我が家は、なぜかうちのブラ男の妻帯者友人が結婚生活を相談に来たり、喧嘩して帰る場所がない時の宿と化している。なので、妻達が旦那を探す時に最初に立ち寄る場所であるから、彼女達の様子を何度も目にした。個人的には「追いかければ逃げる」の構図が目に浮かぶから、単なる悪循環にしか見えないが、彼女達も必死なのである。家にいて子供に当たるよりはいいのかもしれない。

哀れ。。。ブラジル人男性。。。

とはいえ、結婚生活はお互いの責任で成り立つものだからどちらが悪いとはいえない。。。

by あっこちゃん  2006年6月

 

 

 

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